前略 鈴木先生
今回は普段の技術系や情報発信系記事とは違う、ただ語りたかった独り言です。
ツン9デレ1と同方向の、こっぱずかしいやつなので、ほっこりしたいときにどうぞ。
さて、タイトルの「鈴木先生」が一体どなたかというと、
ずっとずーっと昔、私が制服を着て学校へ通っていたような頃のこと。
当時ハマっていた Mr.FULLSWING という週刊少年ジャンプの漫画。
その作者、鈴木信也先生のことです。
ご本人にまで届いてしまうとかなり恥ずかしいから、タイトルちょっとぼかしたけど。
どちらかと言うと、当時同じくファンだったみなさんと、当時のことを思い出しながら「ふふふ」と笑える記事になっている予定です。
現在はジャンプ+の育児コミックエッセイでまさに等身大の育児の様子を連載されているので、またより一層身近に感じますが、当時も「今週も信也の位置がやばい、打ち切りが心配だ、負けるな信也ああああ」とミスフルファンのヲタ仲間と呼び捨ての挙句ネタにして笑いあっていました。ごめんねw
まあエッセイの方も本当に(いい意味で)相変わらずご自身のあれやこれやを切り売りして血だらけになっていく感じなので、いつもとても楽しみにしています。笑
それでは、以降は時折口調を崩して当時のヲタノリで書きますのでところどころ不躾な文章になります、ご注意ください。
ちなみに我が家では、ジャンプ+のエッセイの方は「今週の鈴木信也」と呼んでいます。
用法は「”今週の鈴木信也”読んだ?読んで読んで!!」です。ぜひみなさんもご活用ください。
主人も筋金入りのジャンプっ子なので、我が家には今も毎週家にジャンプがありますしジャンプ+もそれぞれ気に入ったものを拾い読みしています。
で、私がゴリ押しするので「今週の鈴木信也」だけは夫婦揃って読んでいます。
その「今週の鈴木信也」が始まるきっかけになったブログ、私も公開初日か2日目くらいには読んでいたんです。
どことなく古の香りを感じながら、ニコニコと読んでほっこりしていたのですが、後日ジャンプ+を開いてびっくり。
「今週の鈴木信也」が始まって、その詳細を見て全て把握。
ぅああああああああああ!!!!あれお前か!!!!あああぁぁぁぁ確かに!!!!
既視感ある懐かしい感じの漫画だったなーじゃねえよ!!!もろ信也じゃん!!!
初見で気づかなかった自分が若干ショックだったのですが、まあいいや、生きていてよかった。
あれ以来()音沙汰なくて少々気がかりだったのですが、本当によかった。
しかもちゃんと家庭を持って、お嬢さんが二人もいて、ジャンプと名のつく媒体にエッセイ形式でもまた漫画を載せてもらえるようになって、おばちゃんとっても嬉しかった!!!!!
1〜2年前くらいのジャンプ連載色々ぶった切り祭と新連載投下祭の中で、
「ここでスペシャル企画!往年のジャンプ漫画家、鈴木信也WJ参戦!!とかありえる?」
「そんなわけないだろ、もっと他でいるわ」
「えーん」
こんな会話をしていた頃が懐かしいです。おかえり!!
ちょうど我が家にも、男子ですが2歳児がおりますので、「今週の鈴木信也」で言うところの次女子ちゃんと同じくらい。
でも「同じ親」としてのそれよりは、私が姉妹だったので、長女ちゃんと次女子ちゃんの「長女の立場」かつ「大きくなった長女」のつもりで読んでいる気がしなくもない。
そのミスフル読んで笑って育った長女的な大人の私から、パパになって色々心配しているだろう先生へ。
ちゃんと、ミスフル面白かったですよ。女子が読んでいて、楽しかった。ちょっと幸せになれる漫画だった。
何が面白かったのか、それは色々な要素が絡み合っているんだと思いますので、思い出しながら解きほぐしてみます。
「努力した人間は簡単に負けないし、容易には折れないし、(広い意味で)強くなれる!!」
私はこんな風に受け取っていた気がしています。
これは、もしかしたら先生の意図と一致しているかもしれないし、そうでもないかもしれない。
天国はちゃんと最後に勝ってますからね。でも私はそれは努力したことによる副産物だと感じた。
特別ひねりも品もないジョークが飛び交うギャグマンガ、という印象の方が多いかもしれませんが、主人公天国を中心として、ちゃんと「努力!友情!勝利!」しているジャンプらしいマンガなんですよ。
鈴木先生の、人生とか哲学とかちょっとした後悔とか理想とか夢とか、とにかく作者のことがだらだらと滲み出ているマンガだなと受け取っていました。
だからこそ「信也が〜信也が〜」と言って、みんなで応援したくなったんだと思います。
ちなみに私は鈴木先生のことを「(天国+根津+辰羅川)÷3」的な人間かなと考えていたので余計に扱いが雑。笑
真面目な人間なんだろうな〜今これ結構必死になって描いてるんだろうな〜とか思ってた。
ところで当時は確か羊の絵だったのに、「今週の鈴木信也」でもう自キャラあるし次からはジャンプ巻末やコミックス表紙裏、それな。
女子からみても可愛い女子キャラ
賛否両論あるとは思いますが、女ヲタからすると、まあ正直たわわなぷるんちゃんや可愛いお嬢さんたちのお洋服が脱げたり破けたりチラリしたりしまくる(多少はよい)マンガだったら、私は読み続けてなかった。
凪さん、ちゃんと可愛かった。すっごく可愛かった。
ねここもくまちゃんも先輩達も、可愛かった。
他校の女子マネとか、もっと描いてくれても良かった。
その点は女性キャラクターであっても女性(の見かけ)であることに最も重きを置かれた役を担う訳ではなく、ストーリー上重要な「個人」としての振る舞いをするNARUTOとかH×Hと同等と言っても過言ではない。(過言かもしれない。)
いっそ途中で女性キャラ起用を諦めたテニプリとかとも違ってよい。笑
そしてこの点においては ONE PIECE をも凌駕していると言ってもいいだろう。(ダメかな。)
ワンピの女子キャラは多少なり「従来型通りの女性像」を残しているからね。
でもワンピのBBAキャラは大好き。
魅力的な(扱いやすい)大量のキャラクター達
残念ながら私(私たちと主語を大きくするほどではないが)のような女ヲタはこれを二次創作化して楽しませていただいていた訳ですが、特に絵をかけない私のような文屋には扱いやすいキャラ付けで、適当にやってもキャラが行方不明になったりしないので扱いやすかった。
そういう作品は、二次創作界隈でも取り上げられやすいのか、取り扱う二次創作作家が増えれば二次創作作品数も増え、他のジャンルがメインだった人の目にも触れやすくなり、なんと二次創作が面白ければ結果原作へも回帰してくれる場合が多いので、ファンを生み出しやすい構造にあったのではないだろうか。
素人らしいクソみたいなつまらないギャグでも原作っぽくなるしね。(いや褒めてるつもりでして。笑)
当時私が活動の場としていた名前変換系(夢小説ともいうのよ)の中では、新作投下すれば1日でカウンターが1000単位で回ったり(今で言うところのPV的なもの)する小〜中規模二次創作サイトの主だったので、その辺は渦中からみた肌感覚。
大手なんかは主力がミスフルでも1万単位でカウンター回ってたんじゃないかな。
そして最大手は大体テニプリ陣営だった時代のお話。
本当にそういう創作仲間も多かった、仲間の二次創作みてまた新たな角度でストーリーやキャラクターにハマったり、だからミスフルの本来の世界の続きが知りたくて連載が楽しみだったり、打ち切りの気配にみんなで怯えたり、本当に本当に色々な面でとても楽しかった。電子上での青春だったのだと思う。
作者たる鈴木先生としては、巷の二次創作で自分の作品をおもちゃにされるなんて迷惑千万な話だったのではないかとずっと思っていたのですが、ミスフルへの愛がちゃんとあっての行動であったことだけは、改めてこの場でもお伝えしたかった。
私たちにとっても大切な、思い入れ深いキャラクターと作品を、どうもありがとうございました。
で
そんなミスフルでバカ笑いするような制服時代を過ごしていた私ですが、普通に大学へ行って、大学院へ行って、今は学術界に戻ってきているけれど普通にサラリーマンをして、家庭を持って、親になって、今日も「今週の鈴木信也」を楽しみに過ごしています。
きっと、先生ご自身が思っているよりは爽快感があって幸福感があって充実感のある、素敵なマンガだったと思います。
恥ずかしさは消えないと思いますが、ぜひお嬢様方が興味をお持ちでしたら、ミスフルどんどん読ませてあげてくださいね。
娘というものは割とあっという間に父親の精神年齢を追い抜いていきますので、お父さんにあれこれ万が一文句があるとしてもほんの数年ですし、基本的には文句ないと、、思いますよ、多分、きっと。笑
また、趣味がほぼマンガ漁りな主人が、自分がパパになってからいくつかのパパ育児エッセイを読んで、
「世の中で育児に参加している父親ってこんなレベルなのか...って思う内容が多い」
とか言っていたのですが「今週の鈴木信也」については、
「だいぶ頑張っていると思う」
と申していたことをお伝えします!!
褒められましたぞ!ミスフルに対してはいつもコテンパンにいう主人が褒めてくれましたぞ!!笑
あと
それにしても相変わらずコマ割りが全体的に小さい!のと1コマの中に文字が多い!多すぎる!のとリアクションのバリエーションが少ない!のと「今週の鈴木信也」単行本化する時にはサイズ大きめで頼むよ絶対文字潰れて読みきれない!!とか色々と伝えたいことはありますが、そこもまたらしさだと思っていちファンは楽しんでいます。
いいぞーもっとやれ!笑
最後に昔の仲間達へ
まぁとにかくだ、ミスフル扱ってた(現代的に言うと元ミスフルクラスタの)みんなぁぁ!!
忙しいだろうけどまだネットのどっかにはいるんだろー!!?
今信也がせっせと育児に励んでるから、二人のお嬢様方のためにも、マンガ読むなりいいねするなりコミック買い直すなりして応援すっぞぉぉぉおお!!!!!
ふう。これが言いたかった。
さんきゅーの日に、長年のありがとうを込めて。
草々